虫歯・根の治療 GENERAL

虫歯

昔は虫歯を作るのは小さな虫が口の中にいるからだと言われていました。たしかに小さいことにかわりはないのですが、犯人はバイ菌です。バイ菌の大好物は皆様と同じ甘いものです。とくにお砂糖が大好きですので、長い時間お口の中にあるあめ玉はごちそうになってしまいます。ですから、虫歯の穴を埋めることも大事ですが、お砂糖を減らすシュガーコントロールも大事ですね。2歳から6歳が虫歯菌の増えてしまう年齢といわれています。その年齢を過ぎれば大丈夫というわけではないですが、この5年間は虫歯0を目標にするのがいいのではと思っています。

当院の虫歯治療

審美治療虫歯治療

ダイレクト修復

Before

After

通院時の年齢 28歳
性別 女性
通院回数 1回
通院目的 虫歯の治療
処置内容 当該歯が近心に傾斜しているので、間接法だと2本ともに大きく削る必要がある。
接着力が強いので、二次カリエスになりにくく、再修復も可能。
費用 33,000円
デメリット 特になし

なぜ虫歯になってしまうのか

虫歯とは、虫歯菌が出す酸で歯が溶けていく病気です。虫歯菌は糖分を好むので、砂糖を含むお菓子などを頻繁に食べる生活を続けていると虫歯のリスクは上がります。また、虫歯を防ぐ再石灰化という現象は誰の口の中でも起こりますが、ダラダラ食べ続けると再石灰化が追い付かず、虫歯になりやすい環境が形成されます。虫歯の原因を正しく知って、食生活やセルフケアに気を配れば虫歯の予防効率を上げることは可能です。

虫歯の進行

  • C1 エナメル質の虫歯

    C1 エナメル質の虫歯

    虫歯がエナメル質にまで進行した状態です。痛みやしみるなどの自覚症状はまだありません。治療法としては、虫歯に感染した部分を最小限削って、レジンで詰め物をします。

  • C2 象牙質の虫歯

    C2 象牙質の虫歯

    虫歯がエナメル質の奥にある象牙質にまで進行した状態です。知覚過敏の症状が出やすい傾向にあります。治療法としては、虫歯の部分を削った後、詰め物や被せ物で歯の機能を補っていきます。

  • C3 歯の神経の虫歯

    C3 歯の神経の虫歯

    虫歯が象牙質の奥の歯髄にまで進行している状態です。歯髄の中には神経や血管があるため、細菌に感染すると歯がズキズキと激しく痛みます。治療法としては、細菌に汚染された歯の神経を取り除くなどの根管治療を行うのが一般的です。

  • C4 歯の根の虫歯

    C4 歯の根の虫歯

    歯茎から上の部分がほとんど溶けてしまっている状態です。歯根だけ残っていて、神経も壊死しているため、痛みが収まっていることもあります。しかし、細菌自体は残っているため、お口や体の健康のためにも早急に治療しなければいけません。ほとんどの場合は抜歯が第一選択肢です。

その歯の神経、抜かずに済むかもしれません

忙しかったり何らかの事情で歯医者に行けず、虫歯が重症化してしまった方はいませんか?あるいは他院で神経を抜くと言われ治療を保留中の方もいらっしゃると思います。当院では、歯を残すことを大切にしておりますので、そんな患者様でも歯の神経を抜かずに済む治療方法を提供しております。神経を残せるかどうか一度相談したい方は、ぜひ当院にご相談ください。

当院の歯髄温存療法

歯髄温存療法

なるべく神経を残すための治療の症例

Before

After

通院時の年齢 17歳
性別 女性
通院回数 3回
通院目的 歯が折れたため
処置内容 直接歯髄覆罩
費用 神経を残すところまでは保険適用
(その後ダイレクトボンディングを選択したため別途費用発生)
デメリット 自費診療ではなく、保険診療で修復する場合には、被せ物をしなければなりません。

歯髄温存療法(AIPC)とは

歯髄温存療法とは、薬の作用で虫歯の無菌化や歯の再石灰化を促進することで、従来なら除去していた神経を残すことを特徴としています。歯科保存学会の推奨もありますし、保険も適用できるので当院でも積極的に取り入れています。
※使用する薬剤によっては自費診療となります

歯髄温存療法は、こんな方におすすめです

  • 虫歯が神経に達しても、可能な限り神経を残したい
  • 歯を失うことで、結果的に治療費が高くつくことを避けたい
  • できるだけ歯を削らず、自然に近い状態を維持したい
  • 神経を取ると歯の寿命が短くなると聞いているのでその事態を避けたい

歯髄温存療法のメリット・デメリット

  • メリット

    • 根管治療より通院回数を少なくできます
    • 神経を残せば歯の寿命を長く保てます
    • 痛みが起こりにくい治療です
  • デメリット

    • 既に神経が死んでいる場合は適用できません
    • 歯に激しい痛みを伴っている場合には適用できません
    • 3ヶ月以上の経過観察が必要です

歯髄温存療法の料金

歯髄温存療法は健康保険適用ですが、使用薬剤の種類によっては自費診療となりますためご相談ください。

歯髄温存療法(自費診療) ¥33,000

※料金は税込み価格です

重症化した虫歯は、根の治療をします

当院の精密根管治療

根の治療虫歯治療

精密根管治療の症例1

Before

After

通院時の年齢 20代
性別 男性
通院回数 4回
通院目的 親知らずが真横に生えて虫歯になってしまい、激痛で来院
処置内容 神経を抜く処置(抜髄)
費用 保険適用
デメリット 根管治療は細い管の中の治療となるため術者に技術が求められます。
当院ではマイクロスコープを使用してより繊細な治療ができるよう心がけています。

精密根管治療

根管とは、歯の神経や血管が通っている管です。虫歯の侵食が神経に達した時は根管の内部にも感染が起こっています。根管治療は根管内部の感染を除去して、再発を防ぐための治療です。治療としては根管内部の感染を除去してキレイに洗浄した後に、薬剤を封入して被せ物を装着します。根管は非常に細く曲がりくねっていることもあるので、内部の清掃のために何度か通院していただくことがあります。当院ではマイクロスコープを使った精度の高い治療を行っていますので、丁寧に感染を除去して再発を防止しています。

精密根管治療のための取り組み

  • マイクロスコープの使用

    肉眼の20倍見えるマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用し、通常であれば見えづらい根管内も正確に治療を行っていきます。

  • ラバーダム防湿

    ラバーダムとは、治療部位に細菌を含んだ唾液が流れ込んで感染が起こることを防ぐゴムの膜です。

  • ニッケルチタンファイルの導入

    根管治療ではファイルという細い針のようなものを使用します。ニッケルチタン製のファイルは柔軟性に優れより繊細は治療を実現します。

精密根管治療のメリット・デメリット

  • メリット

    • 拡大して治療することができるため、治療の成功率が上がります
  • デメリット

    • 何度か通院していただくことがあります
    • 根の形状が複雑な場合、対応に時間を要することがあります
    • 1回の治療時間が長くなります

根管治療後は、被せ物をします

当院では、患者様一人ひとりのご要望に合わせるためさまざまな詰め物・被せ物を取り扱っています。保険適用の銀歯はもちろん適応性が高いゴールド、また、白い詰め物・被せ物も多数取り扱っています。

詰め物・被せ物

精密根管治療の料金

精密根管治療は健康保険適用ですが、使用薬剤の種類によっては自費診療となりますためご相談ください。

精密根管治療 ¥33,000

※料金は税込み価格です

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